2006年03月06日

【暮らしの相談】
借地契約の更新にあたり、地主から更新料の支払いを請求されています・・・

Q 私は、土地を地主から賃借し、その土地の上に自分名義の家を建て、暮らしていました。
ところがこのたび、地主から借地契約の更新をするならば、更新料を支払うようにとの連絡がありました。この更新料は支払わなければならないのでしょうか?


A 不動産の賃貸借契約終了による契約の更新に伴って、賃貸人から契約の更新料を請求されることがあります。更新料は、不動産の値上がりに伴い、世間相場から安くなってしまっていた地代や家賃の調整的な意味で請求されるようです。

しかし、不動産の賃貸借については、民法の特別法である借地法、借家法、借地借家法のいずれにも更新料を支払うという規定が見当たりません。また、更新料の支払いの有無が契約の更新の法律関係を左右しません。賃貸借契約等で、更新料を支払うという特別な合意をしていない限り、更新料の支払義務はないというのが一般的な考え方です。判例や学説も、更新料の支払いが、民法上の「慣習」(民法92条*)ではないとしています。

ただし、地主との円滑な関係を保つためには、更新料支払いの約束が無いとしても、ある程度の譲歩が必要でしょう。詳しくは、専門家にお尋ねください。

*民法第92条(任意規定と異なる慣習)
法令中の公の秩序に関しない規定と異なる慣習がある場合において、法律行為の当事者がその慣習による意思を有しているものと認められるときは、その慣習に従う。


神奈川県行政書士会 川崎北支部
posted by 川崎北支部 at 20:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 暮らしの相談−Q&A− | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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